○ 隠しトラックを頭出し再生可能にする(方法2)
隠しトラック付きCDをパック化する方法で、Entire による作成手順です。
( サンプルCD: NIRVANA / NEVERMIND )
1.CDからMP3へ変換
Entire で MP3ファイルとキューシートを作成します。(Exact Audio Copy 使用)
2.隠しトラックの確認
Entireで作成したMP3ファイルを再生してみて、隠しトラックのある曲の再生開始/終了位置を確認します。
例では12曲目が 42:37 で終了して、10分間無音が続き、52:37 隠しトラックの再生が始まります。 この時間をメモしておきます。
3.キューシートによるパック化MP3ファイルの作成
Entireで作成したMP3ファイルにキューシートを取り込みます。(詳しい手順は トラック間が繋がって再生される音源 を参照)
Cue List Editor を開きます。
メモしておいた時間に従って、13〜14トラックを追加編集します。
キューリストを保存し、[Pack]→[Create Packed MP3] をクリックします。
作成するパック化MP3のオプションを指定します。
下図例では
・Pack形式、拡張子.pac.mp3
・Entireをキューシートにより分割
・キューシート埋め込み
・ID3v2タグ付加
・各MP3のID3タグとXingヘッダー除去
・パック化MP3のXingヘッダー付加
オプション指定後 [OK] ボタンをクリックします。
保存先およびファイル名を指定して [保存] ボタンをクリックします。
パック化されたMP3ファイルが作成されます。(例では NIRVANA - NEVERMIND.pac.mp3 というファイル名で作成)
ただしこの時点ではまだ無音トラックが含まれている状態です。
4.無音トラックの除去
先ほど作成したパック化MP3ファイルをアンパックします。
展開されたら無音のトラック(Dummy)を削除します。
[UnPack]→[Make Cue List] をクリックします。
無音のトラック(Dummy)を削除した状態でキューリストが作成し直されます。
[Save] をクリックして上書き保存します。
作成するパック化MP3のオプションを指定します。
下図例では
・Pack形式(上書きなので他形式の選択不可)
・Entireをキューシートにより分割は未チェック ← ※重要
・キューシート埋め込み
・ID3v2タグ付加
・パック化MP3のXingヘッダー付加
オプション指定後 [OK] ボタンをクリックして保存します。
無音トラックが除去されてパック化MP3ファイルが再作成されます。
5.隠しトラックの再生確認
隠しトラックが正しく頭出しされるか実際に再生して確認します。
問題なければ完了です。